さようなら、オグリキャップ

>多くファンから人気を博し、競馬ブームを支えたアイドルホースで「オグリ」「芦毛の怪物」などの愛称で呼ばれたオグリキャップ(牡25歳)が3日、余生を送っていた北海道・優駿スタリオンステーションで、脚部を骨折して死亡した。オグリキャップは1987年に地方・笠松競馬でデビュー。12戦10勝と圧倒的な成績を残し、1988年に中央競馬(JRA)に移籍した。中央競馬では引退レースとなった1990年の有馬記念を含む重賞12勝(うちGI4勝)という偉大な記録を残した。通算成績は地方、中央を含め32戦22勝。競走馬の引退後は種牡馬となったが、中央競馬での重賞勝ち馬を出すことはできなかった。主な活躍馬にクイーンS2着のアラマサキャップや小倉3歳S2着のオグリワンがいる。地方競馬ではアンドレアシェニエ(牡9歳、現役)が14勝を挙げている。2007年に種牡馬を引退し、余生を過ごしていた。オグリキャップは父ダンシングキャップ、母ホワイトナルビー、母の父シルバーシャークという血統。笠松時代は鷲見昌勇厩舎、中央時代は瀬戸口勉厩舎に所属。1988年にJRA賞最優秀4歳牡馬、1990年にはJRA最優秀5歳以上牡馬および、年度代表馬になった。

このニュースに触れたときにはすごくショックでした。そして一瞬思考が止まってしまいました。私は今でこそ毎週の競馬予想を欠かさない熱心な競馬ファンですが、そもそも私が競馬ファンになったきっかけがこのオグリキャップでした。G1最後の制覇となった1990年の有馬記念は今でも私の中のベストレースの一つです。あれからもう20年が経ちましたが、私の心の中の最高のスターは今も昔もオグリなのです。当時はこれから競馬人気のが盛り上がる、というときでしたが、そのときに多大な貢献をした馬だったと思います。今の競馬界はオグリなしでは有り得なかった、と言っても過言ではないでしょう。
ここでその雄姿を思い出しながら、オグリキャップの冥福を祈りたいと思います。オグリよさようなら。そしてありがとう。