競馬の歴史を勉強しましょう3

ところでこの日本初の競馬場は誰が造ったものでしょうか。これは実に意外な感じもしますが、江戸幕府が西洋諸外国の要請に応えて建設をしたものだそうです。1866年から建設が開始され、翌年の1月に最初のレースが開催されます。江戸幕府が競馬場を建設したのは、開国に踏み切ったことで諸外国からやってくる外国人も増え、従ってそうした外国人たちの要望に応えなければならない事情があったと言われています。
ここで誕生したのは競馬場だけではありません。そのうち自ずと外国の競馬のスタイルが日本に入ってきて、日本人がそれを学び始めます。例えば馬券を発売する西洋の競馬運営スタイルが取り入れられ、日本人が本格的な競馬運営に参与していくことになります。